Contents
「いなかの風キャンプ場」に行って来ました
(2018年9月27日)
住所: 長野県上伊那郡飯島町日曽利43−3
本来なら二泊する予定でしたが、29日朝から雨の予報でしたので、一泊だけにしました。
雨降りの中、テントの撤収は避けたいですからね。
27日は、午前中は雨でしたが、午後遅くからは晴れになって、夜にはきれいな星空を見ることが出来ました。
ちなみに、夜は冷えたので、持参した石油ストーブが活躍しました。
28日は朝から一日中快晴で、朝は寒かったのですが、前日夜ほどの寒さはなく、日中は、汗ばむほどでした。
さて、「いなかの風」です。
最初に感想を述べます。
あくまでも主観です。
キャンプ場そのものは理想的です。
ちなみに、「いなかの風」にはキャビンサイト(バンガロー)やペットサイトもありますが、今回は対象に入ってないのであしからず。
ということで、いいところ、残念なところをご紹介します。
いいところ
中央アルプスの景色が最高
朝一番の中央アルプスの景色は、モルゲンロート(朝焼け)で始まり、写真ではわからないすばらしい景色です。
一つ一つのサイトが広い、フリーサイトのような感覚
区画あたりのサイトがとても広いのが印象的です。
普通は、大きな駐車場のように四角のサイトが碁盤のように並んでいるパターンが多いのですが、ここでは自然の地形を生かして、不規則な形をしたサイトがいくつも並んでいます。
まるでフリーサイトのような感覚です。
一つあたりのサイトが比較的広いので、高めの料金を考えると、1サイトに2グループという使い方が理想です。
なかには狭いサイトもあるのですべてが広いというわけではありませんが、総じて開放的な印象で、となりとのプライバシー確保も比較的良好です。
トイレがきれい
全てのオートキャンプ場にいえることですが、トイレがきれいなことは大きなアドバンテージです。
トイレが汚いというだけで、そのキャンプ場に×が付くことは今や常識です。
ここは、水洗式は当たり前、洋式です。
しかも、きれいに清掃されていました。
今回だけ、たまたまきれいであったかどうかはわかりませんが、今回は間違いなくきれいでした。
ゴミ捨て場がある
キャンプをすると、生ゴミからビールの空き缶、炭火燃えカスなど、何かとゴミが出るものです。
全てのゴミを持ち帰るとなると、かなりの量になります。
持ち帰ったゴミを、次のゴミの日まで家で保管することになります。
また、私には犬を飼っていませんが、ペットの犬の糞の処理まで出来るようでした。
スタッフが丁寧で親切
地元の人と思われるご年配のスタッフの受け答えがとても丁寧で、運営会社の社員らしき人もとても対応が、丁寧でした。
私の経験では、公が経営するキャンプ場は上から目線が感じられることが多々あったので、メリットの一つとなりました。
近くにコンビニ、ホームセンター、ガソリンスタンド、温泉などがある
近くの温泉宿「いいじま温泉 陣屋」
さりげなく重要なのが、不足しているものがすぐ手に入るお店が近くにあることです。
食料などは、特に現地で調達できることは、荷物を極力減らすことが出来るし、何より新鮮なものをいただく事が出来ます。
ガソリンスタンドでは、ガソリンだけでなく、今回のようにストーブの灯油を現地で調達できるというのはとても重宝します。
ここ「いなかの風」には有料の露天風の風呂とシャワー室がありますが、個人的には衛生を気にして近くの温泉に行きました。
一番近くの温泉は、温泉やどの日帰り温泉、「いいじま温泉 お宿 陣屋」です。
キャンプ場からは10分からないところにあって、お宿だけあってきれいな温泉です。
実は良心的なキャンセルポリシー
「いなかの風」のホームページのキャンセルポリシーを見ると、数日前から、当日のキャンセルまで、詳細に解約料金が明示されています。
しかし、実はとても良心的で、雨が予想される場合などはキャンセル料などが発生しない場合もあります。
実際私たちも、翌朝が雨(降り具合は問われない)ということで当日のキャンセルでしたが、1日の全額分7000円が戻ってきました。
ちなみに、通常の雨なら当日キャンセルは70%のキャンセル料となっています。
きっと、一部の身勝手なキャンセルに対応するための、厳しめのキャンセルポリシーなのでしょう。
ただ、今回は空いていたのでたまたまなのかもしれませんけどね。
そして、残念なところ
料金が高い
詳しいことは「いなかの風」のホームページを見ていただきたいのですが、全体的に料金が高めです。
サイトによって、値段が違いますが、その差は、広さと眺望にあります。
ほかにも、いいサイトは、トイレや炊事場から比較的近いということもあるようです。
今回私たちは、「オートサイトA」でしたが、正直広すぎました。
平日でしたので、一泊7000円でした。
一番安い「フリーサイト」は4500円なのですが、竹林に囲われて、眺望はほとんどゼロといってもいいくらいのサイトで、個人的には、はるばる遠くから来てここに設営することも無いだろうと思われる程のサイトです。
私の感覚でいくと、通常のオートキャンプ場の平均がこれくらい(4500円前後)の値段です。
ただし、料金は高めなのですが、大勢のグループでの使用となると話は変わってきます。
車が一台増えると1000円かかりますが、サイトが広いので、二家族でキャンプした場合は、その分割安になって逆にお得感が出てきます。
料金が高いといっても、私たち夫婦二人だけのキャンパーにとってはということになりますかね。
しかし、安さを優先して狭いサイトを選ぶと、眺望が悪いとかトイレが遠いとかで少し残念です。
他には、キャンセル時の料金が高い。
さきほど、キャンセルポリシーが実際はそれほど厳格ではないと書きましたが、ホームページでしっかりと規定されているポリシーを見る限りではかなりのキャンセル料かと思います。
人気キャンプ場なので仕方が無いのかもしれませんが、精神的にはかなりのプレッシャーとなります。
人気ゆえの殿様商売、とまでは言いませんが、ホームページを見ただけではそんな印象も受けかねませんね。
トイレが少ない
トイレの数が圧倒的に少ないような気がします。
今回はとても空いていたのでよかったのですが(私たちを含めて9人)、混雑時には、特に朝などトイレ待ち渋滞が発生するのではないかと思われます。
キャンプ場全体が広いだけに、サイトによっては、トイレからかなり離れることになり、夜中のトイレは少し不安です。
トイレがきれいなだけに残念です。
人気がありすぎる
今回もその次の土曜日は予約でいっぱいの状況でした。
でも、今回の土日は台風の影響で雨となり、ほとんどがキャンセルとなったようです。
私たち夫婦は、出来るだけ静かな中でキャンプをしたいので、あまり人気がありすぎるのも考えてしまいますね。
私たち夫婦にとってのデメリットですので、これは限定的なデメリットということでご理解ください。
ということで、長々と感想を書きましたが、あくまでも、主観です。
人によってはデメリットがメリットになることもあります。
参考にしていただけたら幸いです。