宿泊登山(山小屋)のメリットとデメリット

いよいよ山小屋に泊まります

 

日帰り登山に慣れたら、次は宿泊を伴う登山をオススメします。

最初は、山小屋に泊まりましょう。

 

山小屋泊のほかに、テント泊がありますが別の機会にご紹介します。

 

山小屋なら、テントやシュラフを持って登る必要がありません。

低山用の装備だけで宿泊できます。

 

日帰りとの違いや注意点を詳しく説明します。

 

 

 

「メリット」

遠くまで行ける

日帰りの場合、当たり前ですが、その日のうちに登山口まで戻ってこなければなりません。

宿泊なら、片道の距離を長くすることが出来ます。

宿泊数を増やして、山小屋のハシゴをすれば、さらに距離を稼ぐことが出来ます。

日帰りなら、せいぜい片道3~4時間の道のりを往復して終わりです。

一泊なら単純にその倍は行けます。

遠くの場所へ行けるというのが一番のメリットですね。

 

きれいな星空が見える

標高が高く、空気の澄んだ、明かりのない山はきれいな星空を眺めることが出来ます。

天候にも左右されますが、山で見る星空はとてもきれいです。

山頂の星空は宿泊ならではの特権ですね。

 

山の中にどっぷり浸かれる

なにより、山小屋から一歩出れば、そこは山。

これも当たり前ですが、宿泊なら山の中にいる時間もそれだけ長くなります。

時間もゆっくり流れて、癒されます。

 

などなど、宿泊にはいろんなメリットがあります。

しかし、デメリットもたくさんあります。

 

数だけならデメリットのほうが多いくらいです。

山小屋泊の場合を見て行きましょう。

 

「デメリット」(山小屋の場合)

山小屋の宿泊代は高い

下界の宿に比べれば不便な事も多く、これでこの値段?高すぎなない?と思わないでもないのですが、その場所や期間限定ということを考えたらやむをえない価格だと納得がいきます。

※冬季はほとんどの山小屋がクローズとなる

 

宿泊代だけに限りません。

食品などもそれなりの値段です。

 

食事付きの場合メニューは大抵一種類

山小屋によっては、バイキング形式のところもありますが、ほとんどの場合メニューは一種類です。

連泊の人もいるので、メニューは日替わりの場合が多いです。

 

もちろん、混雑時は相席です。

というか、空いていても相席です

配膳の手間を省くためには、出来るだけ一箇所に集まったほうが効率的ですからね。

 

食事は自炊する人もいて、宿泊だけでもOKのところが大半です。

ただし、食事付き宿泊者の食堂で自炊できるところは少なく、ほとんどが土間で、少し離れた場所での炊事となります。

 

自炊する人は食事代を節約出来、食事の時間帯も自由だけど、食材を自分で下界から持参するという大きなデメリットもあります。

 

布団が湿っぽいときもある

天気のいい日は布団を干すのですが、雨続きのようなときは干す手段もないので、若干湿っぽい感じがするときもあります。

 

最初のうちは気になりましたが、何度か経験するうちに、慣れましたけど。

アウトドアショップに、それ用の紙質の簡易布団カバーが売っていたので、使ったこともありますが、その分荷物になるのと、無くても平気になったのでやめました。

 

山小屋、時期によっては、トイレが大混雑

やはり、休日や紅葉の時期は宿泊者が多く、朝はトイレが大混雑します。

間に合わない人がいるのではないかと心配になるほどです。

 

そんなときは、少し早めに起きて活動を始めることが大切です。

 

混雑時は、布団一枚あたりで二人が寝ることも

実際一枚の布団で二人が寝るのではなく、横一列に布団10枚をスキマなく並べ、その上に20人が寝るという状況です。

私は経験ありませんが、一枚あたり三人というときもあるようです。

 

もっとひどい混雑のときは、食堂で寝袋に入って寝る人もでてきます。

ちなみにそんなときは男も女もありません。

 

大混雑時は避けたいものです。

 

いびきがうるさい

疲れているのか、普段からそうなのか、山小屋では必ずといっていいほどいびきに悩まされます。

 

私は最初に悩まされて以来、耳栓を必ず持参します。

耳栓は必需品の一つとなっています。

 

 

などなど、メリットとデメリットをご紹介しました。

山小屋によってもいろいろ特色があり、一概には言えないところもあります。

私も全ての山小屋に泊まったわけではないので、その辺はご了承願います。

 

デメリットのほうが多いようですが、ほとんどのデメリットは混雑時です。

山小屋を楽しむ大きな秘訣は、混雑を避けることと、山小屋へは早く到着することです。

 

早く到着すれば、しっかりとした寝床が確保されることが多いです。

また、食事時間も早くなります。

 

早く到着するには、朝早くから登ることです。

少し大変ですけどね。

 

宿泊を伴う登山は、言葉では言い表せないほど、山の魅力を感じられます。

そのメリットは、デメリットを補って余りあります。

 

宿泊には、山小屋のほかに、テント泊もあります。

ただ、テント泊は、装備の調達と荷物の重量増などで少しハードルが高くなります。

まずは、山小屋を経験されてから、テント泊に移ったほうがいいと思います。

 

私たち夫婦も、山小屋とテント泊では、山小屋泊のほうが多いです。

多少お金はかかりますが、山小屋泊はお手軽ですからね。

是非、一度山小屋泊の登山を経験してみてください。

 

次回は、山小屋についてさらに詳しくご紹介します。

 

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