登山の保険選び、どんな保険があるのか
年間契約
単発契約
ロープやハーネスなどを使って登る本格登山
それ以外のハイキングを含む軽登山
大きく以上のように分けることができます。
様々な保険会社がいろんな条件、金額で取り扱っているので、一度あなた自身の目で見てみることをお勧めしますが、私の場合をご紹介します。
最後のほうで、オススメの遭難対策をご紹介していますので、合わせてお読みください。
以前私たち夫婦は、年間契約の本格登山タイプを契約していました。
年間、一人あたり9000円くらいの保険料でした。
本格登山にした理由は、当時は低山ではありましたが、冬の雪山にも登っていたからです。
決して、ハーネスやロープを使っての本格登山ではありませんが、雪山登山をカバーする保険となると少しお高くなるのは致し方ありません。
(この程度の雪山登山は軽登山とみなされる場合もあります)
遭難時に一番お金がかかるのが、ヘリコプターの費用を含めた捜索時の人件費です。
公共の救難ヘリコプターの場合は、ヘリコプター自身のお金はかかりませんが、いつも利用できるとは限りません。
以前、遭難した人が「民間のヘリなら救助に来なくていい」といったことがあり、話題になったこともありました。
保障の内容は、保険会社によってまちまちで、私も無責任なことは言えないので、ここで詳細を述べることはしません。
しかし、遭難時の捜索や自力下山ができずヘリコプターを利用したときは大きなお金がかかること覚はえておきましょう。
最近、私たち夫婦は今当時の年間契約の保険を解約して、単発のスポット保険を登山のたびに掛けるタイプに変えました。
利用する山の保険はモンベルの「野あそび保険」です。
保険料も安く今のところはこの保険を掛けて山に行きます。
保険を変えた理由は、オートキャンプを再開したため、以前より山へ行く回数が減ったこと、そして雪山にほとんど行かなくなったことです。
登り慣れた低山の場合は無保険で登る場合もあります。
ただし、オススメはしません。
低山をなめてはいけません。
登山には常にリスクがあると考えましょう。
私はいつも、「登山はクルマの運転に似ている」と思っています。
山の保険もクルマの保険と同じ感覚で掛けましょう。
使わなければそれでよし、万が一の時はとても助かります。
ここで一つだけ、忘れてはいけない大切なことがあります。
山で遭難し、もしいつまでも発見されない場合、7年間は死亡したとは認められません。
その場合は失踪扱いとなり、保険金が下りないばかりか、保険料を払い続けなければならないのです。
死亡時の住宅ローンの免除も受けられません。
場合によっては、会社の退職金さえ出ないことも考えられます。
残った家族にとっては悲惨な話ですよね。
何としてでも、たとえ命が尽きていたとしても、探し出してもらう必要があります。
そのためには、事故を起こさないよう注意するのはもちろんのことですが、万が一のために、登山届は必ず提出することです。
それでも万全とは言い切れませんが、登山届も一つの保険であることに異論はないでしょう。
最近は、スマホで登山届ができるアプリ「コンパス」というのがあるようです。
まだ使ったことはないので何とも評価できませんが、機会があれば調べてご紹介したいと思っています。
ところで、最近、とてもいいサービスを発見しました。
「ココヘリ」です。
民間の捜索サービス会社です。
詳しいことは「ココヘリ」のホームページで見てもらいたいのですが、簡単にご説明します。
会員になると小さな発信機が送られてくるので、それを登山に持っていきます。
万が一の場合は、自身で発信機をONにすれば、その発信機の電波を求めてヘリコプターが出動し、あなたの位置を特定してくれるというサービスです。
そのあとの救助までは含まれていませんので、やはり山の保険は必要ですが、1~2時間程度の時間であなたを見つけてくれるのです。
これは画期的と言わざるを得ませんね。
料金もリーズナブルで、年間3650円(入会金3000円)。
私も、来年の登山シーズンが始まる頃に入会しようと思っています。
クルマで言えば、JAFに入会するような感じでしょうかね。
登山はクルマの運転と同じです。
必ず、保険に入って万が一の時に備えましょう。
コメント
保険は大切なんですね!
by あい