休みが取れたので、平日に「湯快リゾート」へ行ってきました。
「湯快リゾート」の利用は、これで2回目となります。
1回目は「温泉リゾートホテル・采朝楽」(三重県鳥羽市)でしたが、今回は「宇奈月グランドホテル」に行ってきました。
宇奈月と行っても、ぴんと来ない人もいるかもしれませんが、大人気の黒部峡谷へのトロッコ電車は、ここから出発します。
残念ながら、冬季は、トロッコは運行していません。
今回は、名古屋から貸切バスに乗って1泊してきたので、そのときの様子をご紹介します。
「湯快リゾート」は昔からある温泉旅館(ホテル)の経営を引き継ぎ、様々な合理化やサービスを展開し、低料金で人気を集めています。
片道5時間半のバスは条件付で無料
名古屋からは、名古屋駅の裏側(西側)にて発着となります。
自身の自家用車で行けば、正味3時間半ほどですが、バスの場合は、行きは食事休憩とほかに2回サービスエリアでの休憩を合わせて、ドアツードアで約5時間半かかります。
朝8時に名古屋を出発し、到着は1時半前に到着しました。
この日は、道路上に雪もなくスムーズに行きました。
帰りは、渋滞もあって、もう少し時間がかかりました。
この貸切りバス、名古屋からの往復で3500円(税別)かかります。
ただし、過去に「湯快リゾート」利用したことがある人には、いろんなお得なサービスの案内ハガキが送られてきます。
その中の特典の一つに、バス料金の無料サービスがあります。
3500円は大きいですね。
ほかにも、新聞広告等で無料キャンペーンのお知らせがたまにあります
追記:あとで確認しましたが、メール登録してある場合は、そちらにも無料キャンペーンのお知らせが届くこともあります。
その場合は、メール本文をフロントで提示することで無料となります。
そのほかの割引サービスや、優待券との併用はできません。
宿泊料金は曜日や連休によって少しだけ違う
ゴールデンウィークなどを除けば、土曜日発でも1000円高くなるだけです。
宿泊料金には、夕食と朝食が含まれます。
平日料金はたったの7500円です。
※旅館によっても、料金は異なります
もともとある、まともな温泉旅館(ホテル)なので、温泉施設をはじめ、それなりに充実した館内施設となっています。
館内は迷路みたいになっていて、慣れるまで少し戸惑います。
緊急避難路だけは確認しておきましょう。
追加料金(2000円)で、部屋のグレードアップもできます。
これも、旅館によって違います。
食事はバイキング形式
大勢なので、時間差でスタートして、90分間です。
実際は、90分を過ぎても大丈夫です。
休日などの混雑時は定かではありませんが。
老舗温泉旅館の豪華な食事を期待する人は向きませんが、夕食は、バイキングの追加メニューとして季節のグルメプランがあり、「ズワイガニ」(2480円税別)や「ブランド牛ステーキ」(約2200円税別)などを追加して、少しだけ贅沢をすることもできます。
ちなみに、アルコール飲み放題のコースもあります。
以前は、全国どこの旅館でも同じメニューだったのが、最近はご当地メニューを取り入れるようになり、とても人気があるようです。
ここ宇奈月では、ブリしゃぶ・ブリ刺し・ブリ寿司といった、ブリを売りにした料理もバイキングメニューに含まれていて、とてもおいしくいただきました。
ほかにも、地元漁港直送握り寿司、白えびのかき揚げ、ます寿司、ホタルイカの酢味噌和え、富山ブラックラーメンなどもご当地メニューとしてありました。
ブリのお寿司
その場で揚げる白えびのかき揚げ
ブリしゃぶセット、自分で小鍋にのせ、各自のテーブルで加熱する
ステーキも食べ放題、なかなかいけます
チョコマシュマロ?
左はフルーツ、右はプチケーキ、私は食べないのでよくわからない
以前、鳥羽に宿泊したときは、ありきたりのメニューでしたので、今回私たちは、ズワイガニもブランド牛ステーキも追加しました。
こちらもとてもおいしかったです。
追加料金以上のものでした。
ただし、バイキングのブリがおいしかったので、カニもステーキも無くてよかったかなと思ったりもしました。
ちなみに、バイキングのメニューはかなり豊富で、味のほうも高級とはいえませんが、十分おいしいと思えるレベルで、しかも次から次へと出てくるので、大勢の宿泊者でも、全く不満はありません。
デザートもフルーツからプチケーキまで全てそろっています。
旅館によっては、会席料理のところもあるようですが、私は経験していませんので、わかりません。
朝食も、バイキングです。
こちらもメニューは豊富です。
一番のおすすめは、その場で焼いてくれるオムレツと、館内で焼いているクロワッサンです。
オムレツはチーズなどのトッピングをオリジナルで注文できます。
その場で注文を聞いて、調理してくれるので少しだけ時間がかかります。
人気があるので、その日は少しだけ行列ができていました。
おすすめできる人
宇奈月温泉に限ってのことになります。
とにかく、安い価格でそこそこの温泉旅館に宿泊したい人。
安い料金に、部屋をグレードアップして、食事の追加メニューを注文し、少しだけ贅沢したい人。
温泉宿自体が目的ではないけど、ある程度のレベルは確保したい人。
などなど、高級旅館までのクオリティーは求めない人には、ちょうどいいと思います。
平日限定ではありますが、客層を見てみると、夫婦、高齢者のいるご家族、高齢のお友達どうしといった人たちが多かったです。
意外とお一人様もちらほらいました。
旅館のクオリティーで言えば、正直いまひとつです。
ここのホテルでは、チェックアウトが12:00ということもあってか、従業員による部屋の準備や清掃時間と客の滞在時間が重なっています。
なので、そこらじゅうで作業中の従業員と鉢合わせします。
エレベータも同じものを利用するので、やっぱり鉢合わせをします。
もちろん、彼らの受け答えは丁寧で、いやな気分にはなりませんが、そういったところは、値段なりかなと思います。
やっぱり、トロッコ電車に乗りたかった
せっかくなら、トロッコに乗って黒部峡谷を見てみたいですよね。
例年4月下旬~5月上旬が運航開始となります。
冬の雪景色もきれいですが、どうしても外に出て歩くのがおっくうになります。
なので、おすすめは春になってからかな。
ちなみに、女房はこのトロッコ電車に乗ったことがあって、かなりのお気に入りです。
私を一度連れてきたいようですが、暖かくなってから、また訪れてみたいと思っています。
いつになるかわかりませんけど。
今回はご紹介できなくて残念です。
全体の感想
今回は、初めて貸切りバスで行きましたが、運転手さんの愛想もよく、運転も丁寧でとても安心できました。
ただ、車内が禁酒なのは残念でした。
今回、特に感じたのは、バスで行くと確かに楽で安く行けるのですが、旅館の往復だけなので、それ以外のところは観光できません。
2泊すれば、中1日はレンタカーを借りて近くの観光地めぐりもできますが、そうでないと、旅館の往復だけでは少しさびしくもあり、もったいない気もしました。
「湯快リゾート」は他にもグレードの高い旅館があります。
それなりに料金もアップしますが、それでも、バイキング、支払いはセルフ、浴衣もロビーにあるものを自分で選んで部屋に持ち込む、などなど合理的になっている分リーズナブルなのは間違いありません。
ここ宇奈月温泉グランドホテルも、昔ならこの値段では宿泊できなかったのでしょう。
安いだけのことはありますが、満足感は値段以上のものがあり、以前に行った鳥羽「采朝楽」と比較すると、ご当地メニューの分だけ食事のレベルは上がっています。
「采朝楽」のときは、部屋のアップグレードをしなかったのですが、そのときは最悪の部屋でした。
今回は、グレードアップをしてまともな部屋でしたが、グレードアップしなかったらどんな部屋になっていたのか、少し興味もあります。
温泉旅館なので、温泉についてもひとこと、泉質などは良くわかりませんが、室内風呂は広く、小さいながらも露天風呂があります。
サウナもあって、合格点です。
ただ、これだけのホテルなら、もう少し広くて、凝った露天風呂があってもよかったですね。
旅館じゃないので仕方ないかもしれません。
十分がんばっています。
最後にひとことだけ、部屋が寒かったこと、これだけは改善してほしいと思いました。
エアコンも、石油ストーブもあるのですが、畳の隙間や壁の隙間から冷風が入り込んでいました。
寒さが苦手な私には、これだけで大きなマイナスになります。
本当に残念でした。
ということで、「湯快リゾート、宇奈月グランドホテル」のご紹介でした。