冬本番手前の冬キャンプ
「マイアミ浜オートキャンプ場」です。
2018/12/23
住所:滋賀県野洲市吉川3326−1
関西方面の人に人気のある、琵琶湖畔のキャンプ場です
今回は12月も下旬に入った冬キャンプとなります。
しかし、それほど厳しい寒さはありませんでした。
天気予報は曇り一時雨でしたが、夜は暴風雨だったものの、昼間は太陽が顔を出すこともあり、テントの設営と撤収時にも雨に降られることもなく、まずまずの天気でした。
いつものように、最初に感想をひとこと述べると、
やっぱり水辺の近くはいいですね。
ただし、オートキャンプ場は、私が今一つと思う区画されたサイトです。
それでは詳しく見て行きましょう。
いいところ
「目の前に広がる琵琶湖」
琵琶湖のような大きな湖の湖畔はほとんど海辺と同じ雰囲気です。
波だって、静かな海のような波が打ち寄せます。
遠くには島も見えます。
適度に背の高い木があり、雰囲気満点です。
琵琶湖畔とはいえ、10m級の木(松)が植えられていて、雰囲気のあるキャンプ場となっています。
ただし、ハンモックを設営できるサイトはごく一部で、今回ハンモックを使っている人は一人もいませんでした。
「トイレの数は多く、古いけどきれいにしてある」
琵琶湖畔沿いに横に長いキャンプ場ですが、トイレの数は充実しています。
混雑時にもトイレ渋滞の度合いは低いと思います。
トイレそのものは古いのですが、清掃はしっかりされています。
和式トイレもありますが、全て水洗となっています。
ただし、その古さゆえに、人によっては入るのが怖いという人もいるかもしれません。
私自身、怖いというより、清潔なのに、清潔感がないと感じました。
「一つの区画が広い」
一つ当たりの区画が広いので、大型のテントだって、小型のテントを複数建てる事だって可能です。
今流行の円錐形の(ような)「ワンポールテント」は比較的面積を要しますが、区画で仕切ってあるサイトとしては、ワンポールテントのキャンパーを多く見かけました。
「ペグが打ちやすい」
キャンプ場によっては、地面が硬くて、ペグを打つのに苦労するキャンプ場があります。
柔らかすぎても外れ易く、それなりに工夫をしなければならないこともあります。
ここは、刺さりやすくて、しっかり固定される丁度いい具合です。
この土地の特徴なのか、改良したのかはわかりませんが、テントの設営に余計なストレスが減ることはとてもいいことです。
「落ちているゴミなどもほとんどなく、手入れが行き届いている」
キャンプ場内はとてもきれいで、ゴミなどもほとんど落ちていません。
きっと、ホテルのようにキャンパーが入れ替わるたびにサイトのチェックをしているものと思います。
実際、午前中にキャンプ場スタッフの乗ったクルマが巡回していて、トイレ清掃などに当たっていました。
「ゴミ捨て場所がたくさんある」
ある程度分別する必要はありますが、ゴミ捨て場が至るところにあって助かります。
今回、食料のほとんどを現地調達したので、調理のときの食材の切れ端など生ゴミが多く出ました。
寒い日の一泊程度なら、帰りの荷物が増えるだけで済むのですが、夏シーズンの連泊では、その生ゴミが傷みはじめます。
少しならクーラーボックスに入れて帰ることもできますが、多量の
場合はそう簡単にはいきません。
ゴミ捨て場はキャンプ場に是非あってほしいものの一つです。
「10分も走れば、コンビニ・スーパー・温泉などなんでもある」
何でもあることが本当に良いことかという問題もありますが、個人的にはあったほうがいいです。
食材は出来るだけ現地で調達したほうが、その地方特有のものを食べたり飲んだりすることが出来るし、温泉だって、冬はともかく、夏はひと風呂浴びてからのほうが晩御飯はおいしくいただけます。
ちなみに、温泉は「みずほの湯」が比較的近く、ここのキャンプ場利用者は、タオルのレンタルが無料となる特典があります。
クルマでちょうど10分くらいのところです。
「コテージも充実している」
「こちらのスーパーは肉も魚も安くて美味い」
「ワンちゃんフレンドリー」
そのほかにも、コテージが充実していて、きれいな建物なので大勢の家族で利用するにはとてもいいと思います。
また、近くのスーパーに行って驚いたのは、ここ滋賀県は海の幸とお肉がとても新鮮でリーズナブルなことです。
滋賀県が日本海に近いことと、近江牛ブランドのおかげですかね。
私は、犬を飼っていないのでメリットを感じませんが、ここでは多くのキャンパーがワンちゃんを連れてきていました。
朝は、多くのキャンパーがワンちゃんと散歩をします。
こちらもいいところとして付け加えておきます。
残念なところ
「プライバシーに欠ける」
写真のすぐ左側が湖です
実はこれが一番残念でした。
区画されたサイトの両側は、腰ほどまでの植木の垣根で囲われていて、座っていれば隣の人と眼を合わせることはありませんが、クルマの走る道路側には垣根はなく、その反対側も木を組み合わせただけの垣根なので、目隠しにはなりません。
さらに、湖側にあるサイトは、湖とサイトの間に(サイトのすぐ近くに)遊歩道があり、その部分は木の垣根なので、せっかく湖の側にリビングを作っても散歩する人からは丸見えです。
それもかなり近い距離で。
遊歩道を歩く人は出来るだけテントのほうを見ないようにして歩いていますが、他人のキャンプは気になるものです。
同様に、場内中央には車両が移動する道路があって、その道路よりさらに陸地側のサイトは、湖側に向いて設営する場合、道路を歩く人から丸見えです。
ということもあって、キャンパーの中には目隠し用のつい立を設置している人もいました。
私は真似しませんが、さすがです。
「比較的交通量の多い道路がすぐ近くにある」
湖畔のキャンプ場ですが、そのすぐ後ろ(陸)側には、比較的交通量の多い道路が走っています。
朝から晩まで交通があり、せっかくの波の音が、クルマの走る音によって少し雰囲気を損ねます。
私はそれほど気になりませんでしたが、そうでない人もきっと少なからずいると思います。
「風が強い」
これは、気象の関係で今回だけなのかはわかりませんが、他の人のブログを見ると総じて風が強いようです。
今回のキャンプでは、特に強かったのは夜中から翌昼ごろにかけてでした。
夜中から朝方にかけては雨も降っていて、タープなどはしっかりと固定していなければ、飛んで行きそうな強風で、テントの中も雨と風の音でかなりにぎやかで、少し寝不足となりました。
正午直前のテントの撤収時も風が強く、畳むのに苦労しました。
「料金が高い、(冬はオフ価格)」
しっかりと管理されていて、とても人気のある、きれいなキャンプ場なので、納得せざるを得ませんが、ハイシーズンの料金はそれなりです。
今回はオフシーズン料金でした。
ほとんど満杯でした。
上手な料金設定ですね。
とにかく、冬でも満杯になるほどの人気のあるキャンプ場です。
料金に文句は言えません。
大勢で行けば一人当たりは安くなりますしね。
ということで、以上インプレッションでした。
ちなみに、一番うらやましかったのは、ライダーのソロキャンパーたちでした。
フリーサイトで湖のすぐ近くに設営でき、湖との間に遊歩道もなく最高のロケーションだったことを付け加えておきます。
「おまけ」
帰り道に寄った蕎麦屋さんの紹介です。
「そば処 みやこ」です。
住所:滋賀県野洲市六条389
偶然立ち寄った蕎麦屋ですが、コストパフォーマンスが高かったのでご紹介します。
最初扉を開けて中に入ったときは、お値段の高いお店かと思いましたが、メニューを見て安心しました。
蕎麦の味はもちろんよし、それぞれの料理が丁寧に作ってあり、蕎麦の量もそこそこあって、最後に蕎麦掻で作ったデザートまでついて良心的なお値段。
アルバイトと思われる若い定員さんの接客もよく、食材のわからない料理ついて質問をしたら、しっかりと答えてくれました。
キャンプ場からも10分足らずのところです。
おすすめします。